ご挨拶
これまで阿伎留病院企業団の企業長と院長を併任されていた根東義明先生の後を継ぎ、令和6年6月1日より、院長として就任いたしました。今後は、経営の面は、根東企業長が担当し、診療面は武井が共に担当いたします。秋川流域の地域の皆さん、この地域を生活の拠点とされている皆さんの健康と命を守ることに公立阿伎留医療センターに従事する皆と共に精一杯の貢献をさせていただくことを強く心に誓っております。
4年に渡る新型コロナウイルス感染の蔓延で、日本の医療が大きく影響を受けております。昨年2類から5類感染症に移行した5月から11月までの死亡者数が1万6043人と公表されました。基礎疾患のある方、高齢者はまだまだ安心できません。新型コロナ感染後の後遺症に悩まれる方も多くいらっしゃることも事実です。しかし、最悪の危機からみなさまの御努力で抜け出したことは、実感されていることと思います。感染弱者の方々への配慮は当然ですが、世界一と言われていた日本の医療供給体制を立ち直らせ、ともすれば、健康管理や医療供給が滞っていた状況を早急に回復させることが重要です。医療革命と言っても過言ではない先端的医療の供給を皆様に提供できますよう、当センターもさらなる成長と発展を目指したいと考えています。医療DX(デジタルトランスフォーメーション:コンピュータやAIなどのデジタル技術を最大限に応用した病院運営)が、日本の8000余ある病院の中で最も進んでいる病院の一つです。より良い先端的で高度な医療を提供できるように努力いたします。
私は、秋川流域の居住者ではありませんが、亡くなった親友が当院で勤務していたこともあり、旧病院棟の時代より足繁く当地には通っておりました。秋川流域は私にとっては第二の故郷と言っても良いくらい、大好きなところです。再度になりますが、皆様と共に秋川流域の方々の健康と命を守るために精一杯努力いたします。皆様からご覧になって、親しみやすく信頼される病院となるために改善すべきことがございましたらいつでもご指摘いただきますようお願い申し上げます。今後とも、当センターが皆様に愛していただけるよう努めてまいります。何卒、よろしくお願い致します。
令和6年6月
公立阿伎留医療センター院長
武井 正美