入院案内DPC(包括評価制度)について
DPC(包括評価制度)導入についてのお知らせ
公立阿伎留医療センターでは、平成22年7月1日より厚生労働省の指定を受けDPC(包括評価制度)の対象病院となりました。平成22年7月以降に新規入院された方の入院費の計算方法が変わります。
DPC対象病院の計算方法は、患者さんの病状(診断群分類)に応じて定められた1日当たりの定額の点数を基本とする計算方法になります。
なお、病状により従来どおりの出来高計算の場合があります。また、緩和ケア病棟(3階東病棟)及び回復期リハビリテーション病棟(5階東病棟)の入院患者さんはDPCによる計算の対象となりません。
DPCとは
DPCは、Diagnosis Procedure Combinationの略で、診断群分類と表現されています。当医療センターでは、平成22年7月入院分より該当する方の計算方法をDPCで行います。
DPCの計算方法について
計算した総報酬額から健康保険証等の負担割合に応じた額をお支払いいただきます。
DPCにおける総報酬額=診断群分類による包括評価+出来高評価+入院時食事療養費
※診断群分類による包括評価=診断群分類ごとの1日当たり点数×医療機関別係数×入院日数×10円
DPC包括制度のQ&A
- 入院する全ての患者が対象ですか?
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緩和ケア病棟(3階東病棟)及び回復期リハビリテーション病棟(5階東病棟)以外の一般病棟に入院される患者さんが対象となりますが、さらに該当しない場合が下記のとおりです。
- 診断群分類に該当しない場合
- 労災・公災保険の場合
- 自賠責保険の場合
- 自費診療の方
- 平成22年6月30日以前から引き続きに入院されている場合
- 外来診療のみの場合
- 病名によって医療費が決まっているとのことですが、入院中に病名が変更になった場合の入院費の計算はどのようになりますか?
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一連の入院において最も医療資源を投入した病名(医療資源病名)により入院費の計算をするため、入院中に医療資源病名が変更になった場合は、入院時からの計算をやり直すこととなり、すでに支払った入院費がある場合は、過不足を調整させていただく場合があります。
- 入院費が今までより高くなったり、支払方法が変更になったりしますか?
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入院費は高くなる場合と安くなる場合があります。以前と同様な入院をされたとしても入院費も同様とは限りません。また、支払いについては、平成22年月6月入院分までは、従来の月2回(15日と月末締め)の請求から平成22年7月分より月末締めによる月1回の請求と退院時の請求になります。なお、医療資源病名が変更になった場合に過不足の調整がありますので、領収書は大切に保管をお願いします。